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2007年11月27日

食育!! 危険な輸入食品に頼るのをやめよう。

「廃油で揚げたハンバーグ」
「豚糞入りの肉まん」
「髪の毛を溶かした醤油」
「タールで色づけした黒ゴマ」等、


中国からの輸入食品の実態に驚いた。市場経済開放を迫った米国のツケが、廻って来たのだ。
以前にも、輸入冷凍野菜のほうれん草や大豆の残留農薬や、玉ねぎ、椎茸、長ねぎの
残留農薬が問題になり、一時は輸入禁止になったことがある。その後、すぐに解禁になったが、
果たして本当に食の安全は確保されたのだろうか。米国の輸入牛肉にしても、なし崩し的に
解禁になって、飲食店やホテルなどで大量に消費されている。

輸入農産物や食品は、いつも政治の道具にされていて、私たち国民の「食の安全」に関しては、
無頓着なのが実態だ。国産の車を輸出させるためには、危険な農産物の輸入もやむを得ないのだろうか。
 
 一億総「食育」が叫ばれている日本だが、子供の好きなハンバーグの冷凍肉や、
ポーク缶詰を率先して親が薦めているようでは、「食育」は言葉だけになってしま
う。最近では、北海道のミートホープ社の「偽装ミンチ肉」事件が発覚した。
 
 この事件は、牛ミンチの中に鶏肉や豚肉を混ぜていたのだが、同じ北海道の水産
会社では、ネギトロのマグロトロに賞味期限切れのマグロを混ぜていたことがわ
かった。中国に比べればかわいいものだが、生産加工業者の責任は大きい。
 
 沖縄では、愛飲されている「さんぴん茶」。今では100%近くが、中国からの輸入品
である。中国産のウーロン茶にも、有機リン酸系殺虫剤「トリアゾホス」が大量
に検出されているのでお茶も注意したい。
 輸入農産物は、日本国内に入ってくる時に植物検疫を行う。その時には、大量
の臭化メチルと青酸ガスでくん蒸を行うので、それらが体にいいわけはないのである。
だから、まずなるべく国産の茶や農産物を口にしよう。そのことが、国内の生産者を
より豊かにし、顔の見える関係が持てることになるのだ。ただし、国内でも農薬を
大量に使ったり、先ほどの加工業者のような例もあるので、

「一体何を食べたら安全なのかわからない」と言うのが消費者の本音だろう。
 
 先日、沖縄に食用として輸入された南米の魚「テラピア」の体内残留汚染度が、
琉球大と愛媛大の共同研究で発表された。その結果、東京湾の約 倍ものクロルデ
ンという、白アリ駆除の時に使う殺虫剤が残留していたという。、、、恐ろしい。

 スーパーでは、外国では販売禁止となっている、中国産うなぎが未だに販売さ
れている。中国産うなぎに使われている「マラカイトグリーン」という産業用色素
は、発ガン性が疑われている物質である。
 
 私たちは、「安くて」「簡単で」「便利で」「おいしい」ものであると、スーパーやコ
ンビニで、それが輸入品だろうと、多少体に悪いと思っても、ついついそれを選んで
しまう。しかし、子供たちには罪はない。

これからは、「割高で」「手間がかかり」「国産のもの」を、選んでいこう。

沖縄・奄美スローフード協会
        会長 田崎聡

食育!! 危険な輸入食品に頼るのをやめよう。


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Posted by 食育スペシャリスト at 11:21│Comments(0)食育
 
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